【ポジティブワードで終わろう】

The most beautiful line is “But, I love you.” The most painful line is “I love you, but”
一番嬉しい言葉「だけど、それでもね、君のこと好きだよ。」一番聞きたくない言葉「君のことは好きだよ、だけどね、」

 

よく言われることですが、ポジティブな言葉や表現を文章の最後に持ってくることで、相手への伝わり方が180度と言っていいくらい変わることがあります。

言っている本人が意識しなければ、同じ内容の発言をしたつもりでも、聞く側にとっては大違い。つまり、伝え方次第で本当に言いたかったことが的確に伝わるか、あるいはネガティヴな印象だけを残し、真意が充分に伝わらずに終わってしまうことも大いにありうるわけです。

「君のことは好きだよ、だけどね、」の後に、皆さんならどんな言葉が続くとイメージしますか?ポジティブなセリフではなさそうだ、と想像するのが一般的ではないでしょうか。
そして、この言葉のメッセージとして「君はいい人かもしれないよ。でもそんなこと関係ない。この欠点や失敗のせいで君はダメダメだ。」というメッセージとして伝わりかねないと思いませんか。

もう一方、「だけど、それでもね、君のこと好きだよ。」の方はどうでしょう。おそらく、「だけど」の前にはやらかしてしまったことへのお小言や欠点の指摘があったことでしょう。でも「それでも、君のことが好き」で終わることで、聞く側はポジティブな言葉を結論として受け取ることができるのです。

私たちは無意識のうちに、結論は最後に語られると認識しています。

ある統計では、人は話を聞いたり文章を読むとき、記憶や印象に残る70%は最初と最後だけと言われています。そして、最後に語られることが結論、つまり、あなたが言いたいことと認識されてしまうのです。
だから、相手に前向きにとらえてほしいと思うなら、発言はポジティブワードで終わることが必要です。

ポジティブな言葉は人を前向きに傾聴させる力を持っています。批判的な内容には誰しも耳をふさぎたくなりますからね。結果的に、どんなに良いアドバイスをしたところで、ネガティブな言葉で締めくくってしまうと、せっかっくのアドバイスのも効果が期待できないのです。

あなたが管理職の方、部下を持つ方、指導をする立場にいる方なら、このことをぜひ一度振り返って見て下さい。
お子さんをお持ちの方、愛する家族や恋人のいる方、友人を大切に思う方、つまりすべての人がこの「ポジティブ」ということをほんの少し取り入れてみて下さい。

ところで、これは、自分の頭の中で一人語りをする時だってそうです。その言葉は確実にあなた自身のハートに伝わるのですから、ちょっと伝え方の工夫をしてみることで気持ちのあり方がぐっと明るくなります。

自分の中で解決法を模索して答えが見つからないとき、自分の中で渦巻いている思考の方法をを少しだけ変えて、ちょうどサンドイッチでも作るみたいにポジティブワードを挟み込んでみて下さい。きっとあなた自身があなたの言葉をすんなりと前向きに受け入れてくれることでしょう。

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