Keep away from people who try to belittle your ambitions. Small people always do that, but the really great make you feel that you, too, can become great.
Mark Twain
あなたの大きな夢を萎えさせるような人間には近づくな。
たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。 真に器量の大きな人間は自分にも成功できると思わせてくれる。
マーク・ トゥウェイン
<ちょっとだけ英文解説>
Keep away from ~
~から離れる、距離を置く、の意味。芝生の立て看板などには ”Keep off the lawn” と、よく書いてあります。芝生内立ち入り禁止が Keep away
でなく Keep off なのは、スイッチの on / off を考えるとわかりやすいかもしれません。スイッチon なら接触、off なら接触なしというイメージです。
それで、「触るな、立ち入るな」はKeep off になります。
belittle your ambitions.
belittle を be と little に分けると、なるほど!と思えますね。小さくさせる、しぼませるのが、この belittle という単語。
the really great make you feel that ~
the really great (people) make you feel that ~ の people が省略されています。真に偉大な人々は、あなたに that 以下の様に感じさせてくれるということです。
make you feel that you, too, can become great.
, too, のところの意味が分かりにくいですが、要は too という言葉を協調して間に挿入しているだけです。, too, の部分が無いものとして読んでみるとわかります。
make you feel that you can become great. = 君が偉大になれると感じさせる、です。「君もまた(彼らと同じように)」と強調するために you, too, と too を挟み込んでいるわけです。
さて、英文解釈はこれくらいにして、あなたにも経験があるかも知れませんが、なにか素晴らしいアイディアを思いついて、友人や家族にアイディアを打ち明けた時、そのアイディアが大きなものであればあるほど、大抵の場合は「やめておけ。」と言われるものです。
それは素晴らしいアイディアで、もしかしたら社会常識をくつがえすような、あるいは世界平和をもたらすような壮大な構想かもしれないのに、素晴らしい思いつきであるほど周囲は嘲笑的出会ったり、または予期せぬ猛反対にあったりするのが世の常です。
だから、そのような、あなたの夢を萎えさせるようなアドバイスしかしない人間には、なるべく近づくなと、この格言は言っているのです。
周りに反対されるうち、大抵の人は意気消沈し情熱が覚め、やがて、その経験がトラウマになって自ら実行する気力を失ってしまうからです。
いわゆるメンタルブロックというものです。
このメンタルブロックに阻まれるか否かで、物事の結果は大きく変わります。面白いことに、大成功したアイディアや大ヒットした音楽などは、試作の段階で周囲から猛反対されていることが多いらしいです。もし、作者が周囲の反対に屈していたら、名作と呼ばれるもののいくつかは世に誕生していなかったわけです。
このことを知っている人は、安易に人の夢にケチを付けたりしません。安易に他人にメンタルブロックをかけたり、呼び覚ますような発言はしないものです。
逆に実現への可能性に肯定的な目を向けてアドバイスをくれるものです。なぜならそのような人々は、成功が人々のオリジナリティーから生まれてくることを知っているからです。
成功を経験した真に偉大な人ならば、「そんなことは忘れて、普通になれ。」とは決して言わないでしょう。彼ら自身が成功したのは、普通にやってきたからではないことを知っているからです。
もしも、あなたに目指すものがあり、夢があるのにそれが萎えかけているとしたら、相談する相手や付き合う人を変えてみるのも環境改善の一つの方法だと思います。
あなたの夢を否定する人を避け、成功を実現できると思わせてくれるような声に耳を傾けることをお勧めします。
もう一つ、決して忘れないでいただきたいのは、実現できると思わせてくれる最大の偉大な友は、あなた自身だということです。